2年続けて喪中ハガキを出すことになり用意していたところ、突然のプリンター故障。日も迫っていたので、年が明けてから寒中見舞いを出しました。
そして友人からの絵葉書にはーー、
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”ポルトガル学科を卒業して、 ついにポルトガルに移住した人の作品です。”ーーと。
高橋文平さんの、ポルトガルの街中、建物の画でとても素敵。ネットで調べてみると、たくさんの雰囲気のあるスケッチが。
ポルトガルと言えば、『モラエスの絵葉書 書簡』の分厚い本を思い出した。モラエスは、”ポルトガルの総領事を務めた後、徳島で余生を過ごした文学者。本には、明治43年~昭和4年に至る20年間、ポルトガルの妹へ宛てた609通に及ぶ絵葉書簡他が収められている。
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そうだ、ポルトガルと言えば、確か壇一雄もーーと、思い出した。彼の住んだ漁師町には昔「壇一雄通り」があったという。
さて、若き日石神井公園に住んだ夫は、街を歩いていると、本屋の主人によく話しかけられたという。
「壇さんはよくどてら姿で歩いていたものですが、最近は見かけませんねえ」が、自転車に乗って買い物に行く壇夫人の姿はよく見かけたそうだ。
それからーー遥か昔のこと、町中を歩いていると、どこからか流れてきた女性の唄声に心惹かれた。意味も解らない全く知らない外国語の唄で、心に沁みる不思議な感覚だったのだが・・・。後に、それは、ポルトガルの民族音楽「ファド」で、アマリアロドリゲスのうたう「暗いはしけ」であることを知った。
一枚のポストカードから、ポルトガルへの心の旅をしたような気分。
そして友人からの絵葉書にはーー、

”ポルトガル学科を卒業して、 ついにポルトガルに移住した人の作品です。”ーーと。
高橋文平さんの、ポルトガルの街中、建物の画でとても素敵。ネットで調べてみると、たくさんの雰囲気のあるスケッチが。
ポルトガルと言えば、『モラエスの絵葉書 書簡』の分厚い本を思い出した。モラエスは、”ポルトガルの総領事を務めた後、徳島で余生を過ごした文学者。本には、明治43年~昭和4年に至る20年間、ポルトガルの妹へ宛てた609通に及ぶ絵葉書簡他が収められている。

そうだ、ポルトガルと言えば、確か壇一雄もーーと、思い出した。彼の住んだ漁師町には昔「壇一雄通り」があったという。
さて、若き日石神井公園に住んだ夫は、街を歩いていると、本屋の主人によく話しかけられたという。
「壇さんはよくどてら姿で歩いていたものですが、最近は見かけませんねえ」が、自転車に乗って買い物に行く壇夫人の姿はよく見かけたそうだ。
それからーー遥か昔のこと、町中を歩いていると、どこからか流れてきた女性の唄声に心惹かれた。意味も解らない全く知らない外国語の唄で、心に沁みる不思議な感覚だったのだが・・・。後に、それは、ポルトガルの民族音楽「ファド」で、アマリアロドリゲスのうたう「暗いはしけ」であることを知った。
一枚のポストカードから、ポルトガルへの心の旅をしたような気分。