今まで何十年も通っている道なのに、 はじめて見ました。
三省堂近くの車道際の植栽です。
肉厚の葉、茶色い毛皮に覆われたような細長い紡錘形の固いつぼみ。
小さなゴルフボールほどの白く丸いつぼみが、ほころびかけています。
花びらの縁にはおしゃれなえんじ色の縁取りも見えます。
この花は何かしら??
名前が知りたい。。。でも、ひょっとして、これがFさんから聞いたことのある、カラタネオガタマでは????
と勝手に想像・・・・それならば、きっと甘い香りがあるはず。
しかし、あまり近くまでは寄れなかったので、バナナの香りに似るという匂いは確かめられませんでした。
何となく甘い香りはしたような。。。と言うほどの情けなさ。
少し離れた所の植栽にもこの木があって、計3本の木に出合いました。
家に帰り速攻で調べました。
はたして想像どおりでした! 肉厚の葉に柄はなく、いきなり枝についています。
中国南部が原産なので、唐種(カラタネ)の名がついており、日本にあるオガタマノキ
よりは、低木。モクレン科。
*日本に自生するオガタマノキは、10~15メートルにもなるモクレン科の常緑高木です。
神木として植えられていることも多く、神道の「招霊・おぎたま」からきた名前だそうです。
その日は、御茶ノ水で楽しい集いがあり、その帰り道でした。
何となく花に呼ばれた・・・そんな香りのする出合いでした。