

スポーツセンターの植栽に生き残っているナワシロイチゴ。田舎の野辺にはたくさんあったけれど、頑張っている。全開しない花の形が面白いし、ピンクの色もかわいい。熟れた実の付け根のあたりにはたいてい先客の虫さんがいて、おいしさ先取りされていたっけ。〒局の植栽にもあって、「今年も元気だね」と確認している。

こちらは、住宅の中の草地。白いのはチガヤ(茅)の穂です。この穂がまだ葉鞘にある若い頃、引き抜いて食べると甘いという。軽井沢では、全くお目にかかりませんでした。

万葉集には、茅花(つばな)として詠われており、食べられてもいました。が、こんなに生長してしまっては食べるには不適ですね。
戯奴(わけ)がため我が手もすまに春の野に 抜ける茅花ぞ食して肥えませ
万葉集8・一四六〇・紀女郎